コンペアショップ

結婚当時、義母が使っていないミシンをくれました。私はミシンは学生時代に授業で使ったきりで、およそ15年ぶり。下糸の引き出し方や上糸の掛け方など全く覚えていませんでしたが、結婚式の準備のために動画で調べながら、ミシンに挑戦しました。
サイズは学生鞄に入りそうなくらいコンパクトで可愛らしいもので、不器用で使いこなせないなりになんとか縫えたので、満足していました。しかし、私が妊娠中にベビーグッズを作り始めたところ壊れてしまい、買い換えることにしました。

このJUKIのミシンは母が使っていたものと同じモデルで、裁縫が得意な母に勧められるがまま購入しました。

■残念なところ
①重すぎる
これまでの可愛らしいミシンとは異なり、上級者向けほ本格的なミシンにしたので、とても大きくて非常に重いです。
体重計で計ったところ約12kgあり、引っ張り出すのが億劫になるくらいの重量感はあります。

②持ち手部分の音
フットペダルやボビンケースを収納するポケット付きの本体ハードケースケースがあるのはとても便利ですが、ケースを外す時に本体の持ち手部分が引っかかりカタン！と音が出てしまいます。
ミシンを使うのは子供が寝ている時なので、大きな音を出さないようにかなり気を付けてカバーを外していますが、9割方失敗してしまいます。
ひとりで家にいる時に作業する分には全然気にならない程度の音ですが、私のライフスタイルではいつもヒヤヒヤします。

■気に入っているところ
便利な機能が充実していて、作業効率がアップしたところが気に入っています。

①糸切り
このミシンは糸切り機能がついていて、縫い終わったあと、ボタンを押すかフットペダルで踏むと糸を切ってくれます。
作品を作ったあとに、各所からビローンと伸びた糸を切るのが意外と面倒だと感じていたのでこれはとても便利な機能だと思います。
ただ、糸をカットするときの音はそれなりに大きな音が出ています。しかし、その音を出してでも使いたいくらい便利な機能で、この機能なしではやっていけないくらいになっています。

②糸通し
ワンタッチで上糸を針穴に通す機能があるのはとても気に入っていて便利に使っています。
作品によっては、糸の色を変えて作るほうが仕上がりが綺麗になりますが、今までは上糸の針穴通しが面倒でひたすら白色のみで縫っていました。この作業がワンタッチでできるのはかなり便利ですし、老眼が始まってからも助けられると思います。

③フットペダル
フットペダルはこのミシンで初めて使いましたが、とても使いやすいです。繊細な部分だと生地を手で抑えていて、手が離せないときもありますが、フットペダルがあると速さの調節も踏み込み加減で調整でき、足が裁縫の戦力になっているのが大助かりです。
フットペダルには、ミシンと繋ぐコードが巻きつけて収納できる仕組みになっていて、巻きつけたあと、先端をしまう穴もあります。なので、せっかく収納してもコードが解けてくる、というストレスもなく、綺麗に状態を保てるのがいいです。

④本体収納のハードケース
ハードケースは既述の通り、大小のポケットがあるので収納が充実しています。
普段使うフットペダルやボビンケースを入れることはもちろん、私は取扱説明書をいれています。
なにぶん初心者なので、縫い目の幅の調整やボタンホールの作り方はわからず、説明書を見ながら作業します。いちいち家の中から説明書を探すのと、ハードケースに収納できるのとでは大きな違いがあると思うし、ここに収納できて便利に使っています。

⑤ワイドテーブル
ボビンを嵌めるあたりにある補助ベッドは、外してワイドテーブルに付け替えることができるのがいいです。
購入時に何かの特典で付いてきたので、標準付属品ではないと思うのですが、赤ちゃんのおくるみを作るときに重宝しました。
購入した頃はまだまだミシンは不慣れで大きな作品を真っ直ぐ縫うことも上手にできなかったのですが、ふとワイドテーブルの存在を思い出して装着すると格段に作業しやすくなりました。④で述べたハードケースには収納できないので、別で保管が必要です。


お気づきの通り、残念な点はミシンがハイスペックが故に重いことと、機能とは全く関係のない点です。
重いミシンを出したり片付けたりは主人がしてくれるので、使っている上で便利でしかないし、私が使いこなせていない便利機能ももっとあります。
私のスキルに見合っておらず若干、宝の持ち腐れ感も否めませんが、本当に扱いやすいので大好きです。

ミシンを買ってから、スタイやガーゼタオルをはじめ、手提げ袋やシューズケース、スリーパーなど子供のために色々作りました。
全ては糸切り機能が便利だからです。初心者でも裁縫を楽しみながらスキルアップできたのは、機能が充実したこのミシンのおかげです。