コラム - 電気圧力鍋

電気圧力鍋 - 加圧約3分で野菜スープが完成!? 電気圧力鍋の魅力

■時短調理家電は手抜き?操作がむずかしい?
時短の叶う調理家電は、“手抜きしているように見られる”、“操作がちょっとむずかしそう”などのイメージが持たれることもありますが、みないさんはその辺り、どう考えているのでしょうか?

「電気圧力鍋は手抜きではないと考えています。誰かがセットしなければ料理は進まないですし、レンチンごはんやお惣菜を買ってきて食卓に出すのとは違いますので、後ろめたさは感じなくてOK。操作は慣れないと、むずかしいと感じるかもしれません。周りに使っている人がいれば話を聞いてみる、少しでも興味があれば、販売員さんに積極的に聞いてみるなどしてみるといいかもしれませんね」

■電気圧力鍋は夏の時短調理にぴったりだった!?
時短・調理家電といっても、電気圧力鍋は特に、手抜きとは正反対の驚きの本格メニューを作ることのできる、ママにとって大きな味方となる道具のようですよ!

みないさんに、普通の鍋と比べた、電気圧力鍋の魅力を教えていただきました!

「電気圧力鍋は圧力を鍋中にかけることで “高温時短調理”ができるというところが普通の鍋での調理とは違います。イワシなどの小魚は骨まで柔らかく煮ることができますし、数時間、煮込む必要のある塊(かたまり)肉が20~30分程度の加圧で柔らかくなるというところが、大きな違いです。
特に夏場は何時間も火にかけて料理はしたくないもの。夏場は火を使わず、さらに短時間で調理できる電気圧力鍋は重宝します」

■一番感動したのは野菜スープが加圧約3分で完成したこと!
みないさん自身、電気圧力鍋で「これはすごい!」と感動したメニューがあったのだそう。

「野菜を使ったスープが加圧3分程度でできたときには感動しました。総調理時間としては約60分になりますが、通常鍋で煮込むとなると、もっと時間がかかるので、忙しいときは重宝します。また油も使わずにヘルシーに作れるところもポイント。野菜の旨味、甘みが凝縮されるので炒め煮にしなくても満足感が得られました。また、柔らかく煮えるので離乳食にもおすすめですよ」

■電気圧力鍋で作れるおすすめの子ども向けメニュー2選
子どもでも美味しく食べられる電気圧力鍋で作れるメニューのアイデアを2種類教えていただきました!

1. チキン、野菜、魚のカレー各種
「子どもが大好きなカレーは、電気圧力鍋ならチキン、野菜、魚などのバリエーションで作れます。例えばチキンカレーなら、あらかじめフライパンでたまねぎと鶏もも肉をにんにく、しょうが、カレー粉で炒めておき、それと野菜をあわせて電気圧力鍋に入れて調理するだけで完成します」

2.野菜のポタージュ
「電気圧力鍋なら、野菜がとろとろになるので、子どもが食べやすいメニューの一つ! 例えば、たまねぎ、セロリ、にんじん、じゃがいもを使って作る野菜のポタージュは、ざく切りにした野菜を電気圧力鍋に入れて柔らかくした後、冷ましてミキサーにかけ、再び鍋に戻します。牛乳で人煮立ちさせだら、塩・こしょうをして仕上げにバターを加え、生クリームをかけて完成です」

■電気圧力鍋を使ったおすすめレシピ3選!
いま、市販の電気圧力鍋にはどんなものがあるのか気になってきませんか? そこで3つの電気圧力鍋をピックアップ。それぞれのレシピの中から、家族みんなにおすすめのレシピをご紹介します!

「野菜たっぷりのトマトカレー」
総調理時間の目安:60分

【材料/4人分】
バター…80g

[A]
にんにく(すりおろす)…大さじ1
しょうが(すりおろす)…大さじ2
カレー粉…大さじ3

たまねぎ(くし切り)…中1個(200g)
鶏もも肉(一口大)…400g

[B]
じゃがいも(乱切り)…中1個(150g)
にんじん(乱切り)…80g
塩…小さじ2
こしょう…適量
セロリ(みじん切り)…中1本(80g)
トマト(ざく切り)…大2個(400g)

[C]
キャベツ(ざく切り)…60g
なす(輪切り)…60g
オクラ(ヘタを取る)…8本

【作り方】
1)フライパンにバターを熱し、Aを入れ、香りがたつまで炒める。
2)たまねぎと鶏もも肉を加え、鶏もも肉の色が変わるまで炒める。
3)2とBを圧力なべに入れる。
4)ふたを閉め、おもりを「密閉」に合わせ、「無水調理/15分」で調理する。
5)圧力表示ピンが下がったら、「取消/切」ボタンを押し、ふたを開ける。
6)Cを圧力なべに加え、「煮込み/10分」に合わせ、かき混ぜながら煮込み、「取消/切」ボタンを押す。

「ひよこ豆と野菜のスープ」
(加圧時間25分)

【材料/3人分】
完熟トマト…2個
玉ねぎ…1/2個
セロリ…1/2本
じゃがいも…1個
ひよこ豆(水煮)…50g
牛肉(薄切り)…100g

[A]
トマト缶(カット)…100g
すりおろしにんにく…小さじ1/2
すりおろししょうが…小さじ1
コンソメ…大さじ1/2
塩…小さじ1/2
粗びき黒こしょう…少々
シナモンパウダー…小さじ1/3
※シナモンパウダーはお好みで量を調整してください。

【作り方】
1)完熟トマト・玉ねぎ・セロリは粗みじん切りにする。じゃがいもは5mm程度のさいの目切りにする。
2)Aを混ぜ合わせる。
3)内なべに完熟トマト・玉ねぎ・セロリ・じゃがいも・ひよこ豆・牛肉・2を順に入れて本体にセットし、ふたを閉める。お好みボタンを押し、加圧時間を「0:25」に設定してスタートボタンを押す。
4)加圧が終わり、圧力表示ピンが下がったらふたを開け、かき混ぜたら出来上がり。

「トマトと牛肉のオイスターソース炒め煮」
【材料/4~5人分】
牛肉焼肉用カルビ…300g
エリンギ…2本
しめじ…100g
長ネギ…1本
生姜の薄切り…10g
にんにくの薄切り…2片
黄パプリカ…1個
トマト…2個
空芯菜…1束
塩、胡椒…適量
ごま油…牛肉の下味に小さじ1、炒める時に大さじ1/2
醤油…大さじ1
オイスターソース…大さじ2
中華ガラスープ顆粒…大さじ1
片栗粉…大さじ2

【作り方】
1.牛肉に塩胡椒し、醤油、片栗粉、ごま油を揉み込む。エリンギ、パプリカは、同じ長さになるように細長く切る。トマトは大きめのくし切りに切る。長ネギは1センチ幅の斜め切りに。空芯菜は、食べやすい長さになるように切る。

2.電気圧力鍋の蓋を開け、内釜に長ネギ、生姜、にんにく、ごま油を入れて、追加熱キーを押し5分に設定し、調理スタートボタンを押して、炒めていく。
いい香りがしてきたら牛肉を入れ、炒め、キノコ類、パプリカ、トマト、調味料を入れて蓋をし、お好みキーを押して、3分に設定し、調理スタートボタンを押す。

3.圧力が下がり、フロートを確認してから蓋を開け、追加熱キーを押し、5分にし、調理スタートボタンを押す。ふつふつしてきたら、空芯菜を入れて、混ぜ合わせ出来上がり。



電気圧力鍋の魅力やメリット、作れるメニューを知ると、思わずほしくなってきますよね。我が家に合った電気圧力鍋を選んで、料理するママも含めた家族みんながハッピーになる時間が生まれればいいですね。