コラム - 腕時計

腕時計 - カシオの腕時計

私は今まで、4つの腕時計をしてきました。
いずれもカシオの腕時計です。

最初に買った腕時計はデジタルの防水加工がなされたものでした。
6~7年は、愛用していたと思います。
この腕時計は当時、「電波時計」なるものが無かったので、時刻の刻みが遅れてしまいます。

私は機械音痴なので、自分で時刻を修正することが出来ず、5分以上遅れて来たらこの腕時計を買った時計屋さんに時刻調整をお願いしていました。
非常に愛着のある時計だったのですが、この時計、「腕時計を付けたまま海水浴で海水に浸かってしまった」という間抜けなことをしたので、そのまま、あの世行きになってしまいました。

次に付けた腕時計は見た目ゴツい派手なものでしたが、電波時計ではなく今度は時刻を早く刻みすぎるという難点があったので、これも時刻が進んだ際には時計屋さんのご厄介になりました。
そしてこの時計を付けていた時「結婚」という人生の転機があったため私にとっても非常に思い出深い時計となりました。

そんなこんなしているうちにカシオの「デジタル電波時計」がブームになり、私は、ヤマダ電機でみつけたG-SHOCKの最安モデルを買い、このゴツい腕時計は妻に譲りました。

妻は変わった性格をしていて女だてらにどこにでもそのゴツい時計を付けて行き周囲を驚かせたというエピソードも有ります。
そして、当の私はそのG-SHOCKを長いこと愛用していました。

しかしある時事件が起こりました。
いつものように私がG-SHOCKを付けると「1月1日00:00」という訳の分からない表記が出てきました。
いわゆる故障です。

しかしこの時計は電波時計だった為、ある時は誤作動し、またある時は正確な時刻を刻むという「困りもの」的存在で、私が時計屋さんに修理に持って行く時に限って、正常動作をしたりするので直っているものを「直してください」という訳にもいかず私は泣く泣く新しい腕時計を求めて、時計屋さんに行きました。
やはり「デジタル電波」仕様が良かったので、またG-SHOCKにしようかなと時計屋さんに相談に行った際、G-SHOCKではなくても「デジタル電波」があるとのことだったのでそれを見せてもらいました。

若干留め金がチープでしたが、1万円でおつりが来るという破格のお値段だったのでそれを買うことにしました。
結論から言うとそれが今も付けている腕時計なのですが、この時計もまた事件を起こしました。

デジタル表記が「全く表示されない」というアクシデントが起こったのです。
ソーラー電波だったのですがどんなに光を当てて充電してもウンともスンとも言わず、これも修理に持って行くことになりました。

幸いなことに、この時計は買ってから1年以内に壊れたため無償で修理していただけました。
そのタイミングで今度は妻のゴツい腕時計が壊れました。

私たち夫婦も色々悩んだのですが、妻は動作が不安定なG-SHOCKを付けて様子を見るということになりました。
しかしこのG-SHOCK、ご主人様が女性になったとたんに正常に動作したのです。

私の知る限り妻がこのG-SHOCKを付けて誤作動したことは有りません。

以上、これまでに4つの腕時計が出てきましたが、特筆すべきはいずれもカシオの腕時計ということです。
壊れたり治ったり気分屋な腕時計たちでしたが全てメーカーが同じであったということは偶然以外の何物でも有りません。

かく言う私もカシオ製品が好きになり当時主流だったカシオの携帯電話G'zOneを買ったりしたことも有ります。

現在は言うまでもなくスマートフォン主流の世の中ですので他のメーカーのスマホを使っていますが。

とにかく、私の学生時代から現在(44歳)に至るまでカシオの腕時計と共に苦楽を共にして来たということが私のカシオの腕時計に対する熱い想いです。