コラム - 腕時計

腕時計 - 私が腕時計を買った理由。

以前は車を持っていましたので車に時計が付いていましたので腕時計は必要ありませんでした。
10年ほど前に「統合失調症」と言う精神科の病気にかかってしまいまして、お医者さんに「車には乗らないでください。」と言われ続けていましたが、私は今49歳になりますが22歳のころ車を購入しましてそれ以来ずっと車の有る生活をしていましたので20年以上も車に乗っていましたので、バスにも慣れていませんでしたので車の無い生活は考えられませんでした。

なので、お医者さんの言う事を聞かずずっと車に乗り続けていました。
それからしばらくして薬の副作用が出始めまして車の運転中に副作用が出たらいけないと思いまして、1か月だけ車に乗るのを止めた時が有りました。

私の住んでいるアパートは不便な所に有りまして、車が有れば大変便利なのですがバス停までも歩いて20分もかかってしまう所に有りまして、その頃は近所にスーパーも無く車だと10分も有ればたどり着く所にいつも利用しているスーパーが有りましてそのスーパーまで歩いて買い物に行きました。
片道1時間かかりました。なので1か月で断念しました。

その後副作用が出るから、と言う理由で薬を飲むのも病院に行くのも止めましてその頃水産工場で派遣社員として働いていまして、仕事の内容が重労働で薬を飲んでいると動作も鈍くなり仕事にならないので、と言う理由も有りまして薬を飲むのを中止しました。

それから2年ほどは大変調子が良く休日には友達を車で送り迎えしまして遊んでばかりいました。
工場で働いていまして、病気が再発しまして結局退職しまして自分で精神科を受診しました。
そしたらまた薬の副作用が出始めまして働けなくなってしまいまして傷病手当を受けながら自宅療養をしていました。

1年ほど傷病手当を受けまして、副作用も落ち着いてきましたので求人誌を見まして工場の面接を受けまして食品工場で働く事になりました。
その頃も車に時計が付いていましたので腕時計は必要ありませんでした。

時間が知りたかったら携帯にも時計が付いていましたので携帯の時計を見ていました。
薬を飲んでいましたので食品工場の仕事にもついて行けず、その上忙しい時期は残業もかなり有りまして大変苦しい思いをしました。

工場の仕事が落ち着いて着た頃私は別の工場に異動になりました。
偶然以前働いていました水産工場でまた働く事になりまして、動作が機敏でないとついて行けないのは分かっていましたのでまた薬を飲むのを止めました。

そのおかげで機敏さも戻りましてまたそれから2年ほどは大変調子よく生活をしていましたが、やっぱり病気は再発します。幻聴もかなりひどく、それでも副作用が嫌で病院には行きませんでした。
そのせいで結局入院になりまして、5か月間入院しました。

入院中にソーシャルワーカーさんが私の家計を管理してくれまして、最終的には生活保護を受ける事になりました。
そして車も処分しました。

退院してしばらくは自宅で過ごしていましたがお医者さんの勧めでデイケアに通う事になりまして、それからA型の作業所で働く事になりました。
バスで通勤しましてバス停まで歩いて通う事になりましてその時腕時計も購入しました。

バスの時間が有りますので毎回バッグから携帯を取り出すのも大変でしたので、近所のホームセンターで腕時計を購入しました。

車が無いと時間もすぐには見れないので、腕時計は必需品です。
今作業所ではコロナの影響で在宅ワークをしていますが、仕事が終わってから買い物に行く時も腕時計は欠かせません。

毎回携帯をバッグから取り出すのは手間がかかりますので、毎日外出の時は腕時計をして外出しています。