コラム - ペット

ペット - ペットを飼うのに年齢制限はないけれど…

ペットを飼うことに年齢制限はありません。しかし飼うからには責任が伴います。そのため購入するときに、よく検討するということがとても重要だと思います。著者の経験から言うと、ペットを飼うときには、年齢制限があってもいいのでは?と感じています。その一例を紹介しましょう。

・ペットは癒しになる
ペットは無条件に愛情を注ぐことのできる癒しの存在になることは確かです。家族のように愛情を注ぎ、一緒に生活をしていくことに喜びを感じることでしょう。
特に子どもが巣立った後、生活に張りがなくなる、時間を持て余しさみしいという思いから、ペットの購入を求める人が後を絶ちません。子どもが巣立った後というと、ペットの飼い主は60代、70代といった年齢になりますね。その年齢を考慮すると散歩はまだまだ簡単に行くことが出来るでしょうか。また毎日のお世話をきちんとすることが出来るでしょうか。

ペットといっても小動物から少し大きなものまでいろいろなものがあります。また猫のように自由に歩き回ってご飯と寝床に帰ってくるというペットもいれば、毎日の散歩が必要だというペットで犬もいます。また爬虫類などは温度管理が必要であったり、えさも特殊な場合がありますね。それを考慮すると、やはり年齢に応じたペットを飼う必要があるのです。

・ペットを飼うには責任がある
ペットを飼いたい、購入するという場合は、とても簡単にできます。ペットショップにいってお金を払えば手にすることが出来ます。しかし簡単だからこそ、よく検討する必要があります。それは責任があるから。飼い始めてやっぱり無理だと投げ出すわけにはいきません。またペットを飼うということは家族の関係を壊しかねないと思うからです。

ある家族は、祖母が孫のためにと内緒で犬を購入しました。そして孫の誕生日に突然犬が家にやってきたのです。家族みんな驚きました。誰も犬が欲しいと言っていないのに。孫すら犬が欲しいなんて言っていないのに。

そこから家族会議が始まりました。しかしながら犬が目の前にいるのにもう手放すわけにはいきません。犬の面倒は誰が主導でみるのか。散歩は?子供は過去に犬にかまれた経験があり、犬を触るのは恐る恐るだし一緒に生活するにはなれる必要がありました。また嫁は正社員で仕事をしています。仕事と家事の両立だけで精いっぱい、それなのに、犬まで?わざわざ自分の首を絞めるような犬の世話を引き受けたくありませんでした。そんな本音だらけの話し合いで、犬を購入した祖母は逆切れ。そしてそこから家族の関係がぎくしゃくしてしまったのです。そして結局祖母の家から息子家族は出ていくことまで発展しました。

ここで重要だったのは何でしょうか。
おそらく、ペットを購入する前に話し合いが必要だったということです。決して可愛いから、動物愛を学んでほしいからという理由でペットを飼うことはできません。飼うからには、お世話が必要で、それをだれをするのか?それを話し合っておく必要があったのです。
そのためには、ペットを飼うときには年齢制限があるといいなと感じています。高齢者は散歩などが必要なペットは購入することはできない、散歩などがで運動能力がなくては購入することはできない、また家族全員がペット購入に同意しているなどの確認が必要になるのではないでしょうか。

ペットは生き物です。飼うからには責任があります。その責任を負うことが出来る人だけが購入することが出来ると強く感じています。そのため、特に高齢者は、自分の年齢や運動能力などを考えてペットを購入するかどうかを自分自身でも検討する必要があります。そして年齢によってはきっぱりとあきらめることも必要です。